らいおんのつぶやき

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    この日記の読み方
    ・あぁ〜こんな失敗するんやなぁ〜
    ・あらっおんなじ失敗してる♪
    ・へぇ〜こんな工夫するんだ!(◎_◎;)
    ・あら!?そう言えば最近失敗してないねぇ(^-^)

    そうです。この日記は成長の足跡です。
    しっかり足跡を残すことで、成長のステップが記されます。
    失敗したけど、立ち直れよ…っと応援する気持ちで長い目で見てください。
    まぁ家では叱られることもあるでしょうけどね(^-^)アハハ

【おナミの二言三言】 ある日の休憩時間

今回はある日の男の子たちの休憩風景を覗いてみようと思います。

ここでは作業の間に休憩時間を設けています。
以前は、みんな同じ時間に休憩していましたが、
コロナ禍という状況を考慮して、
男の子たちとその他のスタッフが時間を分けてとっています。

男の子たちは9時半ごろになると三々五々、
自分の仕事の区切りのいいところで集まってきます。
さぁ今日の休憩一番のりは誰かな?

まずやってきたのは大ちゃんです。
用意されているポットのお茶を、みんなのコップに注いでくれています。
これは誰に指示された訳でもないのに自発的にしてくれていることです。
いつもありがとうね。



大ちゃんがお茶とお菓子を並べていると、
2番目にやってきたのはナオくんです。
今日は朝からパネル洗いが山積みでお疲れの様子ですよ。

ナオくんは直ぐには席に着きません。
毎回しなければならない事があるのです。
ナオくんの懸案、体重を減らすために体重計が置かれています。
帽子や上着、ポケットに入れていた携帯電話、もちろんメガネも外し
少しでも体を軽くして体重計に乗ります。

す〜っと大ちゃんが横に来て一緒に体重計の数字を覗き込んでいます。
本日の体重を確認する、ドキドキの瞬間です。
さぁ何キロなんだい!?
と言いたいところですが、そう簡単にはいかないのです。

これがなかなか時間のかかることで、
出ている数字に納得できないのか、
ナオくんは首をひねりひねり
体重計の位置を何度も変えては乗り降りを繰り返します。
ほんの何百グラムの増減は誤差か水分なのでは?
と思うのですが、ナオくんにとっては大事な数字なのでしょう。
今日の体重は何キロ?

そーっと体重計に乗り数字を確認するナオくん。
横からそっと覗き込む大ちゃん、
そして私も失礼して首を伸ばさせていただきますよ…ぎゅうぎゅうです。

う〜ん、今日はほんの少し増えていたようですね。
ナオくんは「まだまだ修行が足りんなぁ〜」と残念そうな表情。

そこにちょうど休憩に来た松ちゃん。
「そんな簡単に減ったりせんわ」となかなか辛辣な言葉

最後にやって来たのはヒロくんです。
今日も仕事に集中していたね。
ナオくんの体重計にはスルーして席に着きました。
内心「またやってる」なんて思っているのかな?
今度聞いてみたいな。

やっと四人全員が揃いました。
私、仕事をしながらそーっと背中越しに
みんなの会話に聞き耳を立ててみました…どれどれ

今日の会話の中心になっているのは松ちゃんのようです
それぞれの仕事の進み具合を聞いて、
休憩のあとの作業の流れを確認していますね。

松ちゃんは四人の中で大ちゃんと同じ年長ですし、
なんと言っても我らがリーダーです。
役割を与えられて人って成長するんだなぁ…と、
最近の松ちゃんを見ていると思います。

もちろん仕事以外の話も多いですよ。
むしろこっちがメインでしょう。
時にわいわい盛り上がりすぎることもあったりして
好きな漫画のはなし、今やっている映画のこと、
お休みの日に何をしたか、何をする予定か
こんなの食べたよ、
休日にこんなところに出かけたよ、
ご家族のことなども…たくさん話して教えてくれます。

ご家族との間では日々連絡帳でやりとりをしています。
私はそれを読んで、
(なるほどこんなことがあったのね。もっと詳しく聞きたいなぁ…)と
本人に話しかけることがあります。
でも最近はみんなの話したい欲求が高まっているのか、
自分からどんどん話しかけてくれてとても嬉しいんですよ。

さぁそろそろ休憩時間は終わりです。
自分が使ったコップを片付けて、ゴミも捨て、
除菌スプレーでテーブルをきれいに拭くと、
またそれぞれの仕事に戻っていきました。

短い時間ですが、私たちにとっては皆のことを知ることができる大事な時間です。
彼らにとっても楽しい時間になっていたらいいな…と思う。

ある日の休憩時間でした。

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